副業の選択肢としてせどりを検討している方は多いでしょう。しかし、いざはじめようと思っても、「本当にこの副業をやるべきなのか」と悩むことも。とくに「せどりはやめた方がいい」といった声をネットで見かけると、より一層不安に駆られてしまいますよね。
しかし、せどりは決して怪しいビジネスではなく、やり方にさえ気をつければ、他人に迷惑をかけたり、嫌われたりするリスクは極力回避できます。
この記事では、「せどり」というビジネスモデルを再確認し、やめた方がいいと言われる理由、やめた方がいい行動、やめた方がいいと言われた場合の対処法を紹介します。
せどりに必要なツールについても紹介しているので、せどりをはじめて安定的な副業収入を得たと考えている方は、参考にしてみてください。
【大前提】せどりは真っ当なビジネスモデル
せどり自体のビジネスモデルは、商品を安く仕入れ、それ以上の値段で売るというビジネスです。一般的なせどりの手法には、どこかのお店でセールの商品を見つけて、それよりも高い値段で商品を転売する方法が挙げられます。
需要がある場所で適正価格で商品を販売すれば、販売者にとっても購入者にとってもメリットが大きいビジネスだといえます。
ただし、いくら安いからといって商品を買い占めたり、ルールを無視した仕入れを行ったりすれば、他人に多大な迷惑をかけてしまうということは覚えておきましょう。
せどりはやめた方がいいと言われる5つの理由
せどり自体は真っ当なビジネスモデルですが、「せどりはやめた方がいい」という意見を見聞きすることがあるのはなぜでしょうか?この章では、せどりをやめた方がいいと言われる具体的な理由について知って、本当にせどりをはじめるべきなのか判断しましょう。
1.競争が激しく、安定して儲かりづらい
せどりビジネスと聞くと、どうしても「スキマ時間にできる」とか、「簡単に稼げる」というセールス文句が先行して、実際にはじめてみたらあまり儲からないということも。
せどりははじめやすい副業である分、誰でも参入しやすく、競争が激化しやすい副業です。近年では有名ブロガーやインフルエンサーの影響で、副業せどりをやる方の人口が増えつつあります。
競争が激しい状況の中で、継続的に儲けを出すのは難しいといえます。
2.商品登録から販売、発送までの作業量が多い
せどり業務では、売れる商品をリサーチし、販売する商品を登録し、売れるような商品ページを作り、注文を受けたら商品を梱包し、発送する必要があります。また、商品や売上の管理も自分で行わなければならず、慣れない内は業務に追われる日々が続くでしょう。
一連の業務を1から10まで自分でこなさなければならず、あまりの作業量の多さに「やめた方がいい」と勧めてくる方もいます。「せどりはスキマ時間にできるビジネス」というのは嘘ではありませんが、作業を効率化するための工夫が必要不可欠なのです。
3.継続的に商品を販売する必要がある
せどりの業務は、日々のリサーチと販売戦略が試されます。売れる商品は月単位や週単位、場合によっては1日単位で変わるので、日々のリサーチが欠かせません。
また、競合他社の動向を見ながら、販売価格を柔軟に変える必要もあります。「一度売れる商品を見つけたらそれでいい」と考えている方は、はじめてから後悔することになる可能性も。
せどりの業務を日々の生活に取り入れながら、継続的にビジネスとして楽しめる方でないと、せどりに挫折してしまうケースも多いでしょう。
4.詐欺的なセミナーも開催されている
せどりは有名な副業なので、様々なセミナー・勉強会も開催されています。ただし、全てのセミナーが良心的な内容であるとは限らず、高価な情報商材の購入を迫るセミナーも。
過度な誇張広告に騙されずに、地道に自分ができることからはじめることが大切。もしセミナーに参加するなら、参加者のレビューやセミナーの内容をよく確認しましょう。
また、セミナーの規模があまりにも大きいと、セミナーの名を借りた自社集客や商材の販売、何らかの団体への勧誘という可能性もあるので、よく注意しましょう。
5.偽物を販売すると逮捕されることもある
せどり販売で注意したいのは、偽物やコピー品を販売することによって、法に触れてしまうリスクがあることです。間違って偽物を販売してしまい、ブランドイメージを損なったり、裁判沙汰になったりしてしまうリスクがないとは言い切れません。
これらの訴訟リスクがあるために、「せどりはやめた方がいい」と言われることも。
しかし、セラースケットの「ワカルンダ」というリサーチツールを使えば、Amazonに出品する際の危険度を把握した上で、せどり用の商品を仕入れられます。
偽物商品を販売することによる犯罪リスクを回避するなら、ワカルンダのようなツールを有効活用して、リスクを最小化しながらせどりを行っていきたいところです。
せどりをやらない方がいい人の特徴3選
「せどりをやらない方がいい」と言われることが多い人には、いくつかの特徴が当てはまります。この章では、具体的な3つの特徴について確認しましょう。
特徴1.ラクして稼ぎたい人
ラクして稼ぐためにせどりをはじめたい方は、せどりビジネスには向いていません。前述したように、せどりの業務は地味で継続が求められます。安定して毎月50万円以上稼ぎたいと思うなら、数ヶ月以上の積み上げ、ノウハウの蓄積をしなければなりません。
せどりをはじめたらすぐに稼げると考えていると、意外にもこなさなければいけない業務が多く、業務を継続して行わないと稼げずに挫折してしまうこともあります。
特徴2.単純作業に苦手意識がある人
せどりの業務は、ルーティーンワークです。リサーチから出品作業、梱包・発送作業に至るまで、日々の業務の中でやることは固定化していきます。「スキマ時間に副業」と言うと聞こえはいいですが、実際のところは、毎日同じことを黙々とこなすのがせどりです。
キラキラした副業に憧れを抱いていたり、もっとクリエイティブな仕事を副業としてやりたいという方は、せどりはやめた方がいいかもしれません。
特徴3.プライベートを守りたい人
せどりを副業にすると、スマホやタブレット、パソコンなどの機器で価格変動の確認やお客様とのやり取り、発送業務などの仕事をプライベートの時間に行う必要があります。
無理のない範囲でせどりを行っていればいいですが、取引規模が大きくなるとプライベートの時間に、スマホやパソコンの画面に釘付けになってしまう状況も想定されます。
「本業以外の時間に仕事のことはあまり考えたくない」という方には、プライベートの時間を削りながら業務を行うせどりは、不向きだといえるでしょう。
せどりをしていてウザい・クズと思われる3つの行動
せどりをしていると、他人から「ウザい」、「クズ」と呼ばれるような人もいます。この章では、他人を不愉快にしてしまうせどらーの行動について紹介します。
せどりをはじめる方や心当たりがある方は、以下で説明する点に注意しましょう。
店舗で特定の商品を買い占めて嫌われる
せどりは、安く売って高く転売するビジネスです。しかし、品薄の商品を買い占めて、市場で法外な値段で売るのは、他人から嫌われるせどらーの典型だといえます。
2020年春から蔓延したコロナウイルスに対応するための、マスクや消毒液など、人々の生活に必要な物資が買い占められ、高値で転売されたことが一時期話題になりました。
せどりのビジネスモデル自体に違法性はないとはいえ、明らかに社会の利益を害するような、モラル違反の行為は避けた方がいいでしょう。
また、故人のグッズを買い占めて、プレミア価格で売りさばく行為も、「せどりはやっぱりクズ」という評価につながりかねない行為だといえます。
違法な商品を販売してウザがられる
せどりで偽造品やコピー品を販売する行為は違法ですが、ブランド品によく似たコピー品を高値で売れば、大きな利益を手にすることが可能です。違法とはわかっていても、利益だけを追い求めてコピー商品を大量に売ると、偽物を手にしてしまう犠牲者が増えます。
こうして、偽物ばかりがフリマやネットショッピングサイトに出回るようになると、「やっぱりせどらーはクズばっかりだ」とイメージをさらに広げてしまいます。
せどりを行う際には、法律的に問題のない商品を取り扱うようにしましょう。
無許可で中古商品を販売している
中古品をどこかの店舗から仕入れて転売するには、古物商の免許が必要です。古物商の届出一覧から該当する申請書を記入し、営業所・住所のある地域の最寄りにある警察署にて、上記の申請書と下記の添付書類を提出し、申請手数料19,000円を支払います。
- 略歴書
- 本籍が記載された住民票の写し
- 誓約書
- 身分証明書
- URLの使用権限があることを疎明する資料(必要な人のみ)
- 法人の定款
- 法人の登記事項証明書
- 略歴書
- 本籍が記載された住民票の写し
- 誓約書
- 身分証明書
- URLの使用権限があることを疎明する資料(必要な人のみ)
無許可でせどりの取引することは違法ですが、それを無視して中古品せどりを行っていると「せどらーのモラルはどうなっているんだ」とイメージを悪化させてしまうでしょう。
せどりをやめた方がいいと言われた際の対処法
「せどりをやめた方がいい」と他人から言われる機会があるかもしれません。この章では、他人から忠告を受けた際に取るべき行動・対処法について確認しましょう。
ルールを守ってせどりを行う
他人から「せどりはやめた方がいい」と言われる場合は、何らかのルールに違反していたり、倫理観に反するせどらーの行動を見聞きしたりしたケースが多いです。例えば、せどり仕入れを禁止しているお店で、商品を買い占めるなどの行為は嫌われる行動の一つ。
他人に与える悪い印象を助長してしまうような行動は避けるようにしましょう。
自分と他人の考えは分けて考える
せどりをやめた方がいいと止めてくる方の中には、単純に自分のやっていることが新しいことや、相手にとって常識外なことをしていることが多いです。ビジネスとして成功するクリーンなせどり運営をしていても、「やめた方がいい」と言われてしまうことも。
他人の意見には耳を傾けつつ、自分の中の軸は見失わずに、自分がやり抜くと決めたことは、最後までやり遂げると決めてせどりを行うことも大切です。
とりあえず3ヶ月続けてみる
せどりは何ヶ月間も継続して販売者としての信頼を獲得し、運営のノウハウを得ることで、ようやく安定的に稼げる副業だといえます。そのため、最初の数ヶ月間は思ったような利益が出せずに、時間をかけたのに大量の売れない在庫を抱えてしまうことも。
売れない期間が続いてしまうと、周りから「やめた方がいいのでは?」と心配されることも多くなると思いますが、まずは3ヶ月は継続してせどりを続けてみるのがおすすめ。
それ以上続けても思うような結果が出ないようなら、別の副業に挑戦してみましょう。
せどりはやめた方がいい?おすすめする3つのポイント
せどりはやめた方がいいと言われることもありますが、会社員でなかなか時間をとれない方にでもはじめやすく、継続しやすい仕事です。
この章では、せどりビジネスをやった方がいいと言える3つのおすすめポイントについて紹介します。
理由1.副業初心者でも取り組みやすい
せどりビジネスは、本業が忙しい会社員の方でもはじめやすい仕事です。せどり業務の大半は、デバイスを使用した在庫管理や価格調整、お客様とのやりとりの時間です。基本的に受け身の業務で、スキマ時間にスマホで手軽に業務をこなせます。
また、せどりの業務に一度慣れてしまえば、定型的な業務を繰り返すだけ。はじめのうちこそ積み上げ期間がありますが、継続さえすれば、短時間で取り組めるようになります。
時間がない副業初心者が取り組むのに、おすすめの仕事だといえるでしょう。
理由2.好きな商品のリサーチを仕事にできる
せどり目的の仕入れでリサーチする対象は、自分の興味関心のあるジャンルの商品でOKです。商品知識のある分野であれば、リサーチの業務も苦ではないでしょう。
興味関心のある漫画やフィギュア、DVD、化粧品など、自分の好きなものに対する情熱をせどりのリサーチで活かせるのがメリットです。
理由3.すぐに売上につなげられる
せどりは即金性のあるビジネスです。身の回りにある商品を仕入れて、ショッピングサイトやフリマサイトで販売し、商品が売れたらその場で収入となります。
ブログやプログラミングなど、稼げるようになるまで時間がかかるビジネスも多い中、せどりは商品を出品して販売すれば、すぐさま売上として受け取れる点が大きなメリットです。
すぐにお金を稼ぎたいという方は、せどりで利益率の高い商品をリサーチして、それを売れやすい場所で転売して、売上をあげていきましょう。
せどりをはじめるのに最低限必要になるもの
せどりをはじめるために、これだけは用意しておきたい必須アイテムは下記です。
- インターネット環境:せどりの業務を行う際に必須
- パソコンやタブレット、スマートフォン:業務に必要
- 銀行口座:売上金の入金用に必要
- クレジットカード:仕入れと固定費の支払いに必要
- プリンター・シール:発送用のラベルを印刷する
- 梱包用資材:ダンボール・発泡スチロール・ガムテープなど
- 販売用のアカウント:Amazonやメルカリ、ラクマなど
- 余剰資金:継続的にせどりを行うために必要
- 古物商許可:中古品せどりをするのに必要
また、効率的なせどりを行うためには、下記のようなアイテムをそろえるのも有益です。
- 撮影機材:商品をより綺麗に撮影するため
- デュアルモニター:2画面で作業効率をアップさせる
- リサーチツール:業務を効率化するせどりツール
- 会計ソフト:収支を記録し、確定申告時に役立つ
- バーコードリーダー:店舗せどりをする際に役立つ
必須アイテムと必要に応じてそろえておくのが望ましいアイテムの中から、自分が行う予定のせどりビジネスにおいて、準備しておきたいものを選んでおきましょう。
Amazonせどりを効率化するならセラースケット!
せどりを行うならAmazonで出品するケースも少なくありませんが、仕入れや価格改定、アカウント凍結を予防するツールを利用したいならセラースケットがおすすめです。
この章では、セラースケットをおすすめする3つのポイントを見ていきましょう。
利益率を計算できる「ワカルンダ」
セラースケットは、リサーチツール「ワカルンダ」という拡張機能が使えます。これはリサーチツールで、仕入れ値と販売価格を入力すると、自動的に利益計算が可能です。
また、過去の販売データから売り切り確率を予測することで、商品ごとの回転率の目星をつけられるのが特徴だといえます。
リサーチした商品はAmazonに一括登録でき、商品のリサーチから商品登録を一括して行えるのが魅力です。
ちなみに、出品する際のアカウント凍結のリスクをランクごとに表示する機能も。危険度を把握した上で商品をリサーチできるので、安心してせどりを行えます。
在庫価格を自動調節できる「セラースケット価格改定」
セラースケットに追加で月額500円支払うことで、商品在庫を自動調節できるのが「セラースケット価格改定」です。
競合他社の価格を考慮したベストな価格を、24時間365日体制でつけてくれるので、自分でその都度、価格調整をする手間がかかりません。
リサーチ業務だけでなく、価格調整の業務も担ってくれるのは大きなメリットです。
もしもの場合に対応「アカウント停止予防サービス」
もしもAmazonアカウントが凍結されても、セラースケットがあれば安心です。凍結されたらすぐさま改善文を添削し、アカウントスペシャリストに提出してくれます。
アカウントの再開率は97.3%で、凍結されても高確率でアカウントを復帰できるのが魅力です。
せどりはやめた方がいいビジネスじゃない!正しいやり方で実施しよう
「せどりはやめた方がいい」と発言される方もいますが、それはルールや倫理、法律違反をして利益を出している悪徳せどり業者をさしていることがほとんどです。
せどり自体は「安く仕入れて高く売る」という、商売の基本とも言えるビジネス。近年では競争が激しく、たくさん稼ぐのが難しくなりつつあるとも言われています。そして、やるべき業務が多く、安定的に稼ぐまでには多くの時間を要するというのも事実です。
ただし、きちんと地道にせどりビジネスを継続すれば、本業が忙しい会社員の方でも安定的な副収入を得られるポテンシャルがあるビジネスだともいえます。
せどりの印象を悪くするような行動は避けながら、正しいやり方でせどりのビジネスを継続して、副収入の柱を立てていきましょう。