せどりとは？初心者でも失敗しないやり方やメリット、注意点を解説

初心者でも始めやすい副業として人気の「せどり」。興味はあるけど、具体的なやり方や注意点が気になる…という人も多いのではないでしょうか。

せどりは初期費用があまりかからず、在宅ワークもできるお手軽なビジネスですが、「悪質転売みたいに違法性はないのか？」「失敗して在庫を抱えたらどうしよう…」など心配もあるでしょう。

この記事ではせどりの具体的な始め方、注意点、おすすめの出品先まで丸ごと解説しました。これからせどりを始める方は、ぜひ参考にしてくださいね。

せどりとは？ビジネスの種類についても紹介

せどりとは一言で説明すると、商品を安く仕入れて高く売るビジネスモデルです。「せどり」と「転売」が区別されることがありますが、両者に大きな意味の違いはなく、どちらも「安く仕入れて高く売る」ことを意味していると考えておきましょう。

実際に店舗に出向いて商品の仕入れる店舗せどり、ネット上で商品を仕入れる電脳せどりの2種類があり、その中でも新品せどり・中古せどりといった区分けがあります。この章では、せどりのタイプごとの特徴について見ていきましょう。

店舗せどり

店舗せどりとは、自分が店舗に実際に出向いて、せどり商品を仕入れる方法です。家電量販店やリサイクルショップ、カード販売店など、店舗でリサーチして商品を仕入れます。複数店舗をまわる必要があり、一店舗だけでは大量仕入れが難しいのが注意点です。

ただし、他のセラーにはない独自の仕入れルートの確保できたり、スピーディに出品できたりなどのメリットも。利益率の高い売れ筋商品や得意先を見つけるハードルは高いですが、うまくいけば競合に負けない魅力的な商品を仕入れられるのが店舗せどりです。

電脳せどり

電脳せどりとは、インターネット上でせどり商品を仕入れる方法です。ECサイトやフリマサイト、ネットオークションサイトを活用して、競合が少なく売れやすい穴場商品を狙って仕入れます。手元に商品が届くまでに、数日程度の時間を要する点に注意です。

ただし、店舗を見て回る手間と時間を節約でき、パソコンやスマホさえあれば気軽にチャレンジできます。また、ECサイトやフリマサイトによっては、ポイントが還元されるプラットフォームもあり、割安にせどり商品を仕入れられるケースもあります。

新品せどり・中古せどり

新品を扱うものを新品せどり、中古品を扱うものを中古せどりといいます。メーカー品を販売する場合は、新品でも中古でも共通して「古物商」の許可が必要です。

一般的に、新品せどりは、商品の真贋・保存状態の見極めをする必要がないのでせどり初心者でもはじめやすく、中古せどりの方が商品を見極めるハードルが高いといえます。

ちなみに、自分が使用していた物品を商品として販売する分には古物商の許可は必要ないとされています。心配な方は警察庁の公式サイトで詳しい情報を確認しておくと安心でしょう。

せどりで稼ぐ3つのメリット

せどりは本業のスキマ時間にやる副業としておすすめのビジネスです。また、初期費用の少なさや準備するのものの少なさから、初心者でも挑戦しやすい副業として魅力的だといえます。

せどりで稼ぐ具体的なメリットを確認して、せどりをするかどうか検討しましょう。

1.初期費用があまりかからない

せどりビジネス・副業で稼ぐメリットは、ビジネスをはじめるにあたっての初期費用があまりかからない点です。せどりをはじめるにあたって、必要になるものは主に以下のとおり。

せどりをはじめるためには、電子機器やリサーチツール、せどり取引をするための必要な商品の購入代金、商品を保管しておくためのスペース・貸倉庫などが必要になります。

パソコンやスマホなどの電子機器やリサーチツールさえあれば手軽にはじめられ、少ない取引数なら仕入れ代金や保管スペースの利用代金も最小限ですむでしょう。

2.初心者でもチャレンジしやすい

せどりは初心者でもはじめやすいビジネスです。初期費用や準備するものが少なく、無理のない範囲で仕入れられます。簡単に言えば、余裕がない時には仕入れをへらし、余裕がある時には仕入れを増やせるので、本業で忙しい会社員でもチャレンジしやすいビジネスだといえます。

また、せどりのビジネスモデルは、「安く売って高く売る」商売の基本を学べる点が特徴です。本業やせどり以外の副業にも役立つ知識や経験を得られるでしょう。

3.スキマ時間に稼げる

せどりはスキマ時間を利用して稼げる手軽な副業です。とくに電脳せどりであれば、店舗に出向いて商品リサーチをする必要もなく、全ての作業が自宅で完結します。商品リサーチから商品の購入、発送までをスマホやタブレット、パソコン操作一つで行えます。

本業が忙しくて平日昼間はなかなか時間がとれないという方でも、休憩時間や土日祝日の休みを利用して稼げるおすすめのビジネスです。

せどりのやり方

まず必要なものを準備し、商品をリサーチして、出品先を決めます。そして、競合を見ながら販売価格を決めて商品を販売し、注文受付後に商品を発送していきます。

せどりビジネスを行う手順を確認して、せどりをはじめてみましょう。

せどりに必要なものを準備する

せどりを行うためには、下記のものを準備しましょう。

パソコンやスマホはせどりにはなくてはならないツールです。商品のリサーチから仕入れ、管理、販売を管理する際に必ず使用します。作業効率を重視するならパソコン一択ですが、せどり業務の補助ツールとしてスマホも使うことが大切です。

また、商品を見つけるためにはリサーチツールも必須。売れ筋商品や利益率をチェックでき、Amazonアカウントの凍結を解除できるセラースケットなどのツールもあります。

加えて、仕入れ時に必要なクレジットカード情報や出品アカウント、中古商品を販売する際に必要な古物商許可証の取得も念頭に置いて準備していく必要があるでしょう。

儲かる見込みのある商品を仕入れる

せどりの利益率を計算するためには、輸送費や販売手数料などを考慮しなければならないので、手作業で利益率を出すのは難しいです。そのため、せどりの仕入れを行う際には、利益率の高い商品で、売れる可能性が高い商品をツールを活用して見つけるのがおすすめです。

せどりでよく売れる代表的な商品には、以下の商品が挙げられます。

どの商品も中古でも売れやすいカテゴリーなのが特徴です。しかし、いくら売れやすい商品カテゴリーを知っていても、売れる商品を見極めるのは難しいですよね？また、出品するプラットフォームによっては、出品するとアカウント停止につながってしまうリスクが高い商品もあります。

セラースケットの追加オプション「ワカルンダ」なら、Amazonに商品を出品する際のアカウントの凍結リスクを表示してくれます。

いくら売上・利益があがる商品を見つけたとしても、アカウントが凍結されてしまい、継続的に商品を販売できないと、中長期的に稼ぐための副業としては心もとないです。

セラースケットなどのせどりツールを活用して、仕入れる商品の販売リスクを把握し、アカウントが凍結されても解除サポートを受けられる状態にしておくのがおすすめです。

店舗せどりにおすすめのお店

店舗せどりをするのにおすすめのお店は、以下のとおりです。

どのお店も大量仕入れしやすく、相場よりも安い掘り出し物がある可能性も高いです。店舗ごとに足を運んで、せどり商品を見つけるのにぴったりのお店だといえます。

電脳せどりにおすすめのプラットフォーム

電脳せどりをするのにおすすめのプラットフォームは、以下のとおりです。

ネットオークションやフリマサイトなど、中古品やプレミアム品が手に入るサービスが多く、出品者によっては破格の値段で商品を販売しているケースも少なくありません。

出品先を決める

売れる目星をつけた商品を前述したようなお店で仕入れたら、今度は出品先を決めます。出品するプラットフォームによって、販売手数料や運送費、管理費などが異なります。仕入れた商品が売れやすく、利益がでやすい場所で出品するようにしましょう。

失敗しない！おすすめの出品先

実店舗で出品するのはハードルが高いですが、ネットで出品できるお店を選べば、自宅から出ることなく気軽に出品できます。おすすめの出品先は以下のとおりです。

Amazonやメルカリなど、メジャーなサービスを使って多くのユーザーに商品をアピールするのが、初心者が目指すべきせどりのセオリーでしょう。無名の状態からでも、売れる商品を仕入れ、適切な商品説明を心がけることで、ちゃんと売れるアカウントを作れます。

価格を設定して販売を開始

出品するプラットフォームが決まれば、今度は販売価格を決定します。

販売価格を下げすぎて、赤字になってしまっては意味がありませんし、販売価格を上げすぎて、ユーザーから見向きもされなくても赤字です。同一商品や類似商品の相場をチェックして、適正な販売価格をつけることで利益を最大化しましょう。

売れた商品を発送する

売れた商品は注文者の住所に発送します。せどりの取引規模が大きくなってくると、自己発送だとどうしても商品管理の手間が大きくなってしまいます。AmazonのFBAなど、販売している商品の保管・発送代行サービスを使うと時間や手間をへらせるのでおすすめです。

せどりをする際の注意点

せどりを行う際には、いくつかの注意点があります。本業にプラスアルファで稼げる副業として、せどりで安定的に稼いでいきたい方はチェックしておきましょう。

店舗仕入れが禁止の店舗もある

オーソドックスな仕入れ方法の店舗せどりですが、せどり用の仕入れを禁止している店舗もあります。仕入れをしてもバレないと思ってしまいがちですが、お店側からするとせどり仕入れをする人は決して珍しくなく、すぐにバレてお店の人から注意されてしまうことも。

また、大々的に店舗仕入れを禁止していない店舗でも、他のお客様のお買い物の妨げになってしまう場合には、仕入れを注意されてしまうこともあります。

店舗せどりが可能かどうかを確認した上で、ツールなどを活用しながら店舗せどりをスムーズに実施しましょう。

商品を販売するまでに時間がかかる

せどりは商品を自分で仕入れて、それから販売をしていくビジネスです。注意点としては、リサーチと商品の購入、販売用の商品ページの作成など、販売するまでに時間がかかってしまう点です。

とくに流行りの商品は、販売するまでに時間がかかってしまうと、あっという間に売れない商品になってしまうことも珍しくありません。せどりに慣れていない初心者こそ、まずは流行に左右されない商品を仕入れて、ゆっくりと着実に売上につなげていきましょう。

販売規制のかかっている商品は販売できない

売上・利益がでる見込みのある商品でも、出品するサービスで出品規制のかかっている商品は販売できません。たとえば、以下のような商品に販売規制がかかっています。

たとえば、Amazonでは以下のような商品は出品が制限、もしくは禁止されています。

出典：Amazon｜制限対象商品

確定申告が必要になるケースもある

せどりで利益が出た場合に気になるのが、確定申告を提出する必要性の有無でしょう。

結論から言うと、不用品販売の場合には確定申告は不要ですが、せどり副業で年間20万円、専業で48万円以上の収入がある場合には確定申告をする必要があります。

本業で収入がある方は、本業以外で発生した20万円以上の収入に関しては確定申告をして、利益額に応じた税金を支払わなければなりません。また、年金受給者で20万円以上の利益がある場合にも、同様に確定申告の提出義務が課せられます。

出典：国税庁：申請の流れ、申告が必要な方

せどりの仕入れ・販売にはセラースケットがおすすめ！

せどり商品の効率的な仕入れやアカウントの凍結対策には、セラースケットがおすすめです。Amazonのアカウント凍結を予防する検索ツール「ワカルンダ」や販売価格を自動調整する「セラースケット価格改定」など、便利なオプションも多数備わっています。

この章では、初心者でも安心・安全な環境でせどりを行うのに利用しておきたいツール「セラースケット」の魅力について見ていきましょう。

セラースケット公式サイト

Amazonのアカウント凍結を予防・凍結解除をサポート

セラースケットは、1万点を超える商品データベースから、販売リスクの高い商品かどうかを、下記の5段階に分けた危険度ランクをユーザーに対して表示します。

危険度	理由	開設15ヶ月未満	開設15ヶ月以上
危険度A	アカウント停止の可能性大	出品取り下げ推奨	出品取り下げ推奨
危険度B	アカウント停止の可能性中	出品取り下げ推奨	出品自己判断
危険度C	請求書通知の可能性あり	出品取り下げ推奨	出品自己判断
危険度D	商品ページ削除の可能性あり	出品自己判断	出品許容
リスク低	なし	出品許容	出品許容

アカウントが凍結された場合には、改善文の作成サポートし、Amazonのアカウントスペシャリストに改善文を提出するまでフォロー。アカウント再開までサポートします。

また、商品の真贋、メーカーの取り締まり情報、最新のアカウントヘルスに関する情報について、速報という形でユーザーに通知してくれる点も魅力です。せどり販売に役立つ商品の見分け方や販売方法について、情報を共有している掲示板も利用できます。

売れる商品をわかりやすく表示する「ワカルンダ」

セラースケットには売れる商品をわかりやすく表示し、利益計算や商品登録をサポートするなど、リサーチを効率化できるワカルンダというリサーチツールもあります。また、商品の売り切り確率を表示したり、商品データのCSVデータを出力したりすることも可能です。

販売商品の管理や売上の自動計算など、仕入れの効率化から商品管理まで一括して任せられる利便性の高いせどりツールだといえます。また、アプリで最新情報を共有でき、リアルタイムで販売状況を手持ちのデバイスから手軽にチェックできるのも魅力です。

商品価格を自動調整「セラースケット価格改定」

セラースケットには、競合商品との兼ね合いで販売している商品の価格を自動調整できる「セラースケット価格改定」という追加オプションがあります。

業界最安値水準の月額500円で、販売価格を5分間隔で自動調整してくれます。また、商品購入者に対する自動サンクスメール機能で、購入者からの印象も向上できるのが魅力です。

せどりの業務を自動化して、本業のスキマ時間に稼ぎたい方におすすめだといえます。

せどりに関してよくある質問

せどりビジネスに関して、多くのユーザーが抱えるよくある質問や悩みがあります。同じせどり初心者が悩んでしまいがちなポイントをおさえて、せどりをはじめる上での不安をへらしましょう。

店舗せどりと電脳せどりはどっちがおすすめ？

せどりをはじめたいと考えている方が、まず最初につまづいてしまいがちなのが商品を仕入れる方法の選び方です。店舗せどりは店舗をまわってリサーチをする手間がかかりますが、自分の足を使ったリサーチで新たにいくつものツールを導入する必要はありません。

電脳せどりは商品を仕入れてから販売するまでに時間がかかってしまうこともありますが、パソコンやスマホの操作だけでリサーチから販売までを一貫して実施できます。

せどり初心者の方は、まずリサーチツールを活用しながら、中長期的に売れる商品をリサーチし、電脳せどりでスキマ時間に稼ぐのがおすすめです。

せどりは違法なの？

「せどりは違法ではないか？」というイメージを抱く方は少なくないでしょう。せどりビジネスは、それ自体には何の違法性もありません。しかし、法律で禁止されているようなチケット転売や限定グッズ転売など、違法性のある、もしくは悪質な転売はNGです。

悪質な商品を販売すると、アカウントが凍結されたり、訴訟されたりするリスクもあります。売れている商品だからといって、法律や倫理観に反するグレーな商品は販売しないようにしましょう。

せどりで得られる一般的な利益率は？

せどりで得られる売買利益は、20％前後だと言われています。そもそも利益率とは、仕入れ値に販売手数料、送料を足した金額に、販売価格を引いて残った金額です。商品自体の利益率の高さはもちろん、販売手数料を考慮した利益率を念頭に置く必要があります。

せどり商品を仕入れる際には、利益率が20%以上の商品かどうかを基準に考えましょう。

仕入れ・販売の作業をスムーズに行い、せどりを成功させよう！

せどりは商品を安く仕入れ、より高く売ることによって売買差益で儲けるビジネスです。店舗に出向いて仕入れる店舗せどりやパソコンやスマホ操作で仕入れる電脳せどりなどの仕入れ方法があり、中古商品を販売するには古物商許可証も取得しなければなりません。

せどりが初心者でもはじめやすい副業だといわれる理由は、準備するものの少なさやスキマ時間でも手軽に行えること、自分の余剰資産の範囲内でビジネスできる点です。

せどりを行う際の流れを確認すると、以下のとおり。

せどりを行う際には、マーケットで出品が禁止・制限されている商品は避けましょう。また、年間利益が20万円を超える場合には、確定申告を申請する必要があります。

せどりで出品禁止・制限商品を出品してしまうと、Amazonアカウントが凍結されてしまう恐れがあります。セラースケットを導入すれば、アカウント凍結のリスクがある商品を検知できるので、アカウント凍結のリスクをかなり下げられるのが特徴です。

Amazonを利用した中長期的なせどりを考えている方は、セラースケットを導入して、安心・安全なせどりの取引環境を確保しましょう。